ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

翌日。


たまらなくなったオレは、仕事を終えて真っ直ぐ恭平の家へ向かった。


「急に電話で会って話したいなんて言うからさ、ビックリ。何だよ、あらたまって?」


「うん…」


恭平に全てを話した。


果夜とは実の姉弟じゃない事。


ハワイで抱いてしまった事。


果夜がカレシを作った事。


ノロノロとオレのペースで話すのを、恭平は黙って聞いていた。


「オレが押し倒せなんて余計な事言っちまったからなぁ…」


「恭平のせいじゃねーよ。オレがさ、もう止まんなくなっちまって、さ」


「うん…。でもさ、話聞いてると、わざと遠ざけられてる感じがする」


「わざと…?」


「だって、黙ってりゃわかんないカレシの事、わざわざ言ってきたんだろ?抱かれて蒼斗の事何とも思ってないわけねーじゃん。果夜ちゃんも蒼斗の事が好きでさ、でも姉弟を続けなきゃならない、その矛盾した気持ちを払うための苦渋の決断で男作って、蒼斗を忘れようとしてるんじゃねーの?」


「果夜は…言わなかった」


「何を?」


「抱いてもオレの事好きだ、って言わなかった」


「言えなかったんだろ?蒼斗は実の姉弟じゃないって事、知らないと思ってんだから。本当の姉弟だと思ってる蒼斗をこれ以上乱せなかったんだろ」


「オレ…どうしよ…」


「うん…」