ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

どのくらい抱き合っていただろう。


「もう…平気…」


と、果夜はオレの手を静かにほどいた。


「変、だよね?弟にカノジョができたぐらいで、あたし…」


「だから違うって。告られて断りのダメ押ししてただけ。メンバー以上の関係を持つつもりはないって、キッパリ断った。それだけ」


「うん…。そっか…」


「アリエルに確かめる?」


「ううん。蒼斗の言葉だけで十分。信じてるから、もう大丈夫」


果夜はなんとか笑おうと表情を作るけれど、オレにはわかる。


無理してる。


「何が足りない?」


「ううん、何も」


「ウソ言うな。顔に出てんぞ?」


「えっ?あたし、そんな顔してる?」


「うん。言えよ、何が欲しい?」


「えっと…じゃあ…。…仲直り」


「仲直り?」


「ううんっ!やっぱりいい、忘れて!もう平…気…」