ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

───トン、トン


果夜の部屋をノックするが、返事はない。


「果夜…?」


「ウソつき!!」


ドア越しに果夜の泣き声が聞こえる。


「蒼斗のウソつき!どこにも行かないって言ったじゃないっ」


「果夜、誤解だ。アリエルとは…」


「もういいっ!聞きたくないっ!蒼斗なんかどこにでも行っちゃえばいい!」


「違う!」


たまらず果夜の部屋のドアを開けた。


ベッドに俯せ泣いている、果夜。


そっと肩に触れると、小鳥のように小さく震え、


「ウソつき…!…っ…っ…」


と、繰り返しながら泣きじゃくる。