「今日は帰り遅くなる?」
「いや。多分、早い」
《ちぇりー》の辞表さえ出せばおしまい。
今日で全てが終わるのだから。
「じゃあ、一緒に晩ご飯食べられるね?」
「うん」
「それじゃ、帰って来るの待ってるねー!」
果夜は小さな手を振ると、玄関をくぐり、2階の教室へ続く階段へと消えた。
だけどオレは消えない。
果夜の小さな手のぬくもり、髪から香る匂い。
グズグズと上靴に取り替え、まだ昼休みで賑わう廊下を抜けて、教室へ入った。
「いや。多分、早い」
《ちぇりー》の辞表さえ出せばおしまい。
今日で全てが終わるのだから。
「じゃあ、一緒に晩ご飯食べられるね?」
「うん」
「それじゃ、帰って来るの待ってるねー!」
果夜は小さな手を振ると、玄関をくぐり、2階の教室へ続く階段へと消えた。
だけどオレは消えない。
果夜の小さな手のぬくもり、髪から香る匂い。
グズグズと上靴に取り替え、まだ昼休みで賑わう廊下を抜けて、教室へ入った。


