───トン、トン
「蒼斗ー、学校遅れるわよ」
いつもと同じトーンの母さんの声にイライラして。
無遠慮に開けられた部屋のドアに背中を向けた。
「どうしたの?具合でも悪い?」
「あぁ、頭イテー。学校休むから母さんから電話しといて」
「そう。熱でもあるのかしら。今、体温計持ってくるわ」
「いいって。自分の事は自分でするから。母さん仕事だろ、行けよ」
「そう。なら、ゆっくり休むのよ」
「午後には仕事行くから」
「わかったわ。じゃあ、母さん遅れるから、もう行くわ。じゃあね」
「あぁ」
玄関で鍵の閉まる音を遠くに聞き、仕事の時間まで眠れやしないかとしばらく目をつむっていたが、できそうになかった。
「蒼斗ー、学校遅れるわよ」
いつもと同じトーンの母さんの声にイライラして。
無遠慮に開けられた部屋のドアに背中を向けた。
「どうしたの?具合でも悪い?」
「あぁ、頭イテー。学校休むから母さんから電話しといて」
「そう。熱でもあるのかしら。今、体温計持ってくるわ」
「いいって。自分の事は自分でするから。母さん仕事だろ、行けよ」
「そう。なら、ゆっくり休むのよ」
「午後には仕事行くから」
「わかったわ。じゃあ、母さん遅れるから、もう行くわ。じゃあね」
「あぁ」
玄関で鍵の閉まる音を遠くに聞き、仕事の時間まで眠れやしないかとしばらく目をつむっていたが、できそうになかった。


