ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

「…じゃあ、やめちゃえば?」


佑季が外を眺めたままボソッと呟いた。


「わたくしが?フフ、やめたら《チェリープロジェクト》はおじゃんよ?佑季だって、わかってるでしょ?」


「アリエルくらいの子なんてどこにでもいるのッ!いいよ、やめてもらって。今までメンバーもスタッフもおだててあげてたけど、別にアリエルじゃなくてもいいし」


車内の緊張が更に高まる。


「へぇ、わたくしのレベル?どこにいるっていうのよ、そんなコ」


佑季が待ってましたとばかりにビシッ!と、指差した先は。


か…果夜…?


「このコがぁ?ウフフ、笑わせるわね。そういえばさっきから気になってだのよ。このチンチクリン、どなた?」


果夜は小さな体を更に小さくして口をつぐんでしまった。


チンチクリンなんて言われて黙ってられなくなったのは、今度はオレの方だった。