ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

「アオイ、あなたアリエルと頻繁にメール交換してるの?」


メガネの奥の柏木さんの冷たい目に一瞬カエルになるが、あらぬ疑いをかけられても困る。


果夜に誤解されるのも、本意ではない。


「ナイ、ナイ!アリエルからのメールはこれが初めてですってば!」


「ホントね?」


「ガチでマジ」


「わかったわ。あたしがアリエルのケータイ、鳴らしてみるわ」


しばらく続くコール音。


「ちょっと、アリエルッ!は!?ネイル中でケータイが持てないって!?バカな事言ってないで、早く来なさいッ!取材まであと1時間ないっていうのに、ネイルに1時間て、どーゆー事よッ!今すぐよッ!」


───ブチッ!


怒りにまかせて切られたケータイは、壊れるんじゃないかって勢いでテーブルに叩きつけられた。