ごまかすように、元着ていたブレザーのポケットからケータイを取り出し、マネージャーの柏木さんを呼び出すと、メイクの黒沢さんと衣装の中川さんを引き連れて、部屋に入って来た。
「あら、今日はお姉さん同伴なのね?」
「恭平じゃなきゃ、邪魔にならないですよね?」
「OKよ」
恭平がいないせいか、柏木さんはえらくご機嫌だ。
黒沢さんと中川さんに果夜を紹介するとオレのメイクはそっちのけで、果夜に興味津々だ。
「アオイと似てないけど、業界ウケする顔ねぇ?」
「果夜ちゃんも芸能界に入りたいの?」
「あ、いえ…。あたしは今日はただの付き添いで…」
「黒沢さん、中川さんっ!果夜には金にモノ言わせて無理矢理女装アイドルをデビューさせるような薄汚い芸能界には入れさせませんッ!」
「あら、アオイちゃ〜ん。ずいぶんな物の言い様ね?」
柏木さんのメガネの奥の目が光るから、オレはそれ以上“グ”の字も出ない。
オレ、どうしても柏木さんにだけは逆らえねぇ…。
「ま、アオイの戯れ言はこのくらいにして。取材に向けてさっさと準備を済ませてしまいましょ!中ちゃん衣装チェック、ほら、黒ちゃんもメイクしてっ」
「あら、今日はお姉さん同伴なのね?」
「恭平じゃなきゃ、邪魔にならないですよね?」
「OKよ」
恭平がいないせいか、柏木さんはえらくご機嫌だ。
黒沢さんと中川さんに果夜を紹介するとオレのメイクはそっちのけで、果夜に興味津々だ。
「アオイと似てないけど、業界ウケする顔ねぇ?」
「果夜ちゃんも芸能界に入りたいの?」
「あ、いえ…。あたしは今日はただの付き添いで…」
「黒沢さん、中川さんっ!果夜には金にモノ言わせて無理矢理女装アイドルをデビューさせるような薄汚い芸能界には入れさせませんッ!」
「あら、アオイちゃ〜ん。ずいぶんな物の言い様ね?」
柏木さんのメガネの奥の目が光るから、オレはそれ以上“グ”の字も出ない。
オレ、どうしても柏木さんにだけは逆らえねぇ…。
「ま、アオイの戯れ言はこのくらいにして。取材に向けてさっさと準備を済ませてしまいましょ!中ちゃん衣装チェック、ほら、黒ちゃんもメイクしてっ」


