「150cmの大学生がいるか!!」
「違うもん!151cm!!前、計ったら伸びてた!」
「亜芽ちゃんは顔が可愛いから、小さい方がいいのよぉ~!」
真衣とは違う声が聞こえた。
後ろを振り向くと、真衣のお母さんがいた。
「また勝手に入って来て~!」
「だって、亜芽ちゃんと話したかったの!みんなで夕飯作りましょうよ~!!」
料理が好きな私は、すぐに支度に取り掛かった。
おばさんと真衣と私の3人で作った料理はとても好評だった。
「じゃぁーねー!!」
「バイバーイ!」
真衣と手を振り合って、自宅へと向かう。
真衣の家から歩いて20分のところに私の家がある。
夕日はすっかり沈んで、辺りは少し暗くなっていた。
トコトコ、家への道のりを歩く.......。
