「すごい偶然だな!本当に運命かも!.....付き合う?」
「あはは!運命ですねぇ!」
「ぇえ!?笑い事!?俺真剣なのに!」
彼はとても話しやすく、すぐに打ち解けた。
名前は鈴木 聖也。
22歳で、カメラマンを目指す、自称神の子。
顔は一見、女の人みたいなんだけど、声が低いから痴漢の心配はないみたい(笑)
それと背が高いことが特徴かな。
いや、あたしが低いってこともあるんだけどさ......
「180cmとか、普通だろっ!亜芽ちゃんが小さいんだよ!」
背ぇ高すぎ!と、文句を言った私に聖也が笑いながら言う。
「だ...大学生で伸びるもん....!!」
「うは!ミニクロだなー!可愛ぇ~」
そう言って手招きする聖也。
「?なに...?.....うわっ!!」
ふわっと体が浮いたかと思ったら、いつの間にか私は聖也の隣にいた。
「わぁ、ちっちゃーい!可愛いなぁ~」
「な....!!ちょっと.....!」
聖也の手は私の腰にあった。
