ラストイニング・延長戦

まだ燃えそうな杉山の花火を見て清水は言った。

「逆らえない運命…って言うけど…邪道でもいい。変えられる方法があるなら…さ。」

杉山は慎重にうちわを扇いでいる。

しばらくの沈黙があって…、杉山の花火も消えた。

「倍以上…燃えたね。」

谷村が呟いた。

「普通では…ダメならさ…。この線香花火のように邪道でも色々やって運命を変えていくよ。奈月と二人で。」