そういえば新撰組…思い出した!
「ここの局長って近藤勇さんですかっ?」
首に再び刀が突きつけられる。
今度は沖田さんだ。
「なんでそれを知っているんですか?」
凍るような冷たい眼差しで言う。
「いや…その、未来から来たっぽいからです…。」
「ふざけるのもいい加減にしてください。」
「や、ほんとです。ふざけてません。」
刀にふれない程度に首を横に振る。
そうだ、未来から来たことを証明させればいい!
「え、えぇっと…あ!春の草ぁぁぁ!五色までは覚えけり」
「ああああああ!?」
土方が実瑠の声をかき消すように叫ぶ。
…ビンゴっ!
「土方さん、豊玉発句集、いい句は出来ましたか?」
「…てめえ、なんでそれを…」


