あたしはばあちゃんを 空に送るまでの日にち 少しだけ生きた心地を じんわり感じました あたしは生きている 電池をいれたら また動き出さない 死んだら終わりの 人間だということが 痛いほど分かっていた 「明日から学校だからね」 少し休んだから 勉強遅れたかもね、 誰かからノート見せてもらって またせわしく動き出す 母さんの背中は 辛さを乗り越えられない 弱弱しい背中だった