母さんは泣きました
涙が枯れて
涙が出ぬまで



あたしも自分の母親が
この世界から
目を閉じた時



こんな風に泣くだろう






身内が傍を離れることは
その時にならないと
その辛さが分からない



だからあたしは怖いのだ
この死というものが、