一目惚れだったのだろうか。 たった一日で始まった恋は、その日に終わった。 恋と言えるような想いでは、なかったかもしれない。 大丈夫。 諦める事には、慣れているから。 そう言い聞かせて、目の前にあるお兄ちゃんの昔より遥かに逞しくなった広い背中を見つめた。 …――やっぱりもう私とお兄ちゃんの世界が繋がる事は、ない。 彼と私の世界が、繋がれないように――…