キーンコーンカーンコーン



掃除の終わりを告げるチャイムが鳴る。



いよいよ席替えの時間!!



このときをどれだけ待ち望んだことか!



『いよいよこの席ともおわかれだぁー☆』



「なんでそんなに嬉しそうなんだよ」



なんで?そんな野暮なこと聞くんじゃあないよ。



『だってやっと修也と席離れられるんだもん♪ 修也だってあたしと離れられてよかったでしょ??』



「まぁ・・・な」



『なにその反応!あれれー修也君ってばあたしと離れるのさみしーんだー』



あたしは渾身のニヤニヤ顔で言ってやったw



「なっ!?ちげーよ!自惚れるな!からかう奴がいなくなってつまんねーなって思っただけだ」



『なによー可愛くないなぁ。そこは寂しいって言いなさいよー』



「死んでもいわねぇわ!やっぱりこんな奴と離れられて超嬉しいぜ!」



なっ!こっちのセリフだっつの。



「んじゃ一人ずつクジ引きに来い」



よっしゃ絶対いい席とってやるんだから!