「…好き?」





「ああ」





「ほんと?」






「うん」






こんなヤリトリ
私には必要ない

彼氏は冷めてる

私のことは好きじゃない



「…そっか」




そんなんわかってても
切れないのが私





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私は17歳の
高校2年生


名前は
中野 沙羅
なかの さら


彼氏も同じ17歳

名前は
高橋 尋斗
たかはし ひろと


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「あ、じゃあ私もう帰るよ。ごめんね」



「あぁうん」




じゃあね
も無ければ
送るすらしない


いいの
私は尋くんが好きなの
いいの




ガチャ…


外に出ると
眩しい太陽がキラキラしてる



「眩しい…」





とぼとぼ歩いて
駅に向かう






「…あ、綺麗…」



ふと横を見ると

お花屋さん

花達がニコニコ笑ってる気がした



「あの、花束!綺麗に花束作ってください!」







「…こんな感じでよろしいでしょうか?」




「はい!ありがとうございますっ」





なんか
わからないけど
花束が欲しくなった