~帝国劇場~



「さあ始まりました演劇フロンティアアジアカップ!日本!オーストラリア!中国!カタール!韓国の計5ヶ国による演劇No.1を決める戦いが始まりました!」







「さぁて始まるね。準備はいいかな?」
「きょ~う~か~、こっちは準備バッチシだよん!」
さぁ始めようか。私たちの演劇を!
「ハァ~イアンタフジパヤシアルか?」
「ハァ!?フジパヤシじゃあなくて藤林よ?フ・ジ・バ・ヤ・シ!」
「そんなのどうでもイイネ。それよりフジパヤシ、負けてくれないアルか?てーか負けろアルよ。金出すから負けろヨ!」
「なぁにぃこのボケ八百長やろうっての!?」
「落ち着きなよ雷夏。とりあえず無視ろう。」
「杏香・・・」
「(雷夏、隠し撮りは順調?)」
「(問題な~し)」
「とりあえず、その八百長は受けるつもりないし。」
「パッ、パカヤロ~!商談を断る気カ!?」
「あのねぇ~、アンタの脳ミソはカニ味噌とか赤味噌?私達は演劇やりに来たのであって八百長受けに来たんじゃあないでしよ!?」
「フフフお前らパカネ。我々ちゅこくの飛飛団を敵に回したネ。後悔するヨロシ!」
カツカツカツ・・・
何なのあの人は。
「おーい演劇部~!負けてくれ~!」
今度は誰よ?
「お~い!負けてくれよ~!スホスホ団勝たしてくりよチマチョゴリ。」
また八百長か。実力あるのも考え物よね。
「よしたまえ!八百長みたいなことをしてでも勝ちたいのか!」
バンッ
「チィオージーはこれだから。」
スゴスゴ・・・
「助かったぁ~。礼を言うわ。Thanks!」
「いや気にしないでくれたまえ。オレはただ正々堂々と君達とアジアの頂点を競いたいのだ。」
ポーッ
「弥宵?」
「おっと自己紹介が遅れたね。オレの名はニース、ニース・キューウェル。」
「私は藤林杏香。」
バンッ
のわっ
「私城戸弥宵!4649ね!」
ブンブンブン
こりゃあ完全に惚れたな。

「アッサラーム・アライクム。私カタールのアフメド・ムスタファと申します。皆さん、アジアの頂点を競いお互い頑張って参りましょう。」