ウチは、バドに逃げることにした。 きっと打ったら忘れると思った。 「誕生日に練習あってよかったぁ。」 また母ちゃんは、お弁当を作ってくれていた。 「頑張んなさいよ!」 「もちろんだぁっ!!!お弁当あんがと。じゃあいってきぃ!」 「気をつけてね〜。」 音楽を聴きながら、電車に揺られてた。 ドアの近くのいつもの場所。 そう、ゆーだいくんと出逢ったその場所。 その場所は、なんとなく好んで立つ場所になっていた。 窓の外に広がる、広い広い、大きな空。 朝日が昇るのに、見とれていた。