「…んぅ」 由夏が身じろぎをした。 「起きた?」 「…うん」 目を擦りながら座り直す由夏。 「りょー」 俺の服の裾をクイクイと3回引いて見上げてくる。 「んー?」 その意味を知っていながら敢えて由夏の頭を撫でた。