ボーダーライン~君との境界線~


「待つよ・・・里桜が俺を求めるまで・・・。」


私の瞳にかかった前髪を人差し指ですくい、
下唇を啄んだ


「kiss以上は求めない。」

「・・・レイ・・・ズルイ・・・。」

「ズルイのは里桜じゃね?」



レイの瞳が一瞬揺らいで、私を抱きしめた。












そう・・・

ズルイのは私。







だけどレイを好きなの。