口いっぱいに甘い香りが漂う。 ゆうとが私の口に入れた 甘い甘いチョコレート。 「じゃあね」ゆうとは屋上の ドアのほうへ歩いていく。 そこには立ち尽くす徹の姿。 「なんだ。お前ら付き合ってたんだ。」 徹は悲しい声で言った。 付き合ってたんだ…? なんのことだろう? ゆうとはそのまま屋上をでていった。