まことはまだ肩で はぁはぁ息をしていた。 そうだよね。7人と戦って、 重たい私を 持ちながら3キロ近く はしっていたんだから。 「ありがとう。まこと」 私が言うと、 「ねえ…ゆり。 いつも僕の側にいてくれるなら いつでも守ってあげるよ。 怖い思いもさせないよ。」 まことは一回深呼吸をした。 「僕の彼女になってよ。」 まっすぐに、でも少し苦しそうに言った。