青い招待状

「いいか、ドラゴン警部。まず、たをすべて抜くんだ」

“ハズレ”の紙のたをすべて消すと、やはりハズレが浮かび上がる。

「そして、全部ひらがなにして、行の最後の文字だけを読むんだ」



「最後の一文字?」

行ごとに、それぞれ最後の一文字を抜き出し、並べる。

「し・ろ・み・き・よ・う・か・い…………白身教会!」



「どうだ、簡単な暗号だっただろう」

怪盗レッカがマントを外して投げ捨てる。しかし、何も起こらなかった。

「だがしかし、ドラゴン警部は解けなかったようだね」



「ち、違うんだ! ちょっと考えるのがめんどくさかっただけなんだ!」



「何も違わないじゃないか」

怪盗レッカが大人しく立っていたユシャの隣まで歩いて行く。

「残念だが、ドラゴン警部はユシャ・チャンを助けられなかった」



「ちゃんと辿り着いたじゃないか」



「偶然当たっただけじゃダメだ。フフフ、では罰として、結婚式を始めさせてもらおう」

ユシャの横で、立ち止まる。



「ちょっと待て! ちょっと、ちょっとちょっと!」



「待たないよ。さあ、始めよう!」