青い招待状

「『ユしャ』……………………」

膝が、地面に、落ちる。

ぐらりと、視界が、歪む。

頭を抱え、目を瞑る。

「まさか、そんな、ユシャが……………………」



 嫌な想像ばかりが頭に浮かぶ。

ウェディングドレス姿のユシャ。

その隣に並ぶのは、僕ではなく、怪盗レッカ。

怪盗レッカにはneji姫がいるというのに。

同年代のneji姫じゃダメだというのか。

もっと年下がいいとでもいうのか。



「…………あっきー、ユシャが向かった入口に行こう」

意を決して、立ち上がる。

動かなければいけない。

僕が動かなければ、誰も動いてはくれない。

「怪盗レッカを捕まえる」



 ロリコンキャラは二人もいらない。僕だけで十分だ。



 地面を蹴って、走る、走る、走る。

あっきーが後方で動悸息切れを訴えている気はするけど、そんなことに構っているわけにはいかない。

人混みをかき分け、名前はわからないけど特に気にならない木を横目に見ながら、南へ走る。