【短編】六月ノ奇跡。




「……むっ」




「はぁ」




えぇ、溜め息を吐かれてしまった。
こっちが吐きたいわ!!
とは突っ込めないので渋々黙り込む。


無言のままひたすらに自転車を漕いでいると我が儘王子が口を開いた。




「馬鹿」