「あんたバカぢゃないの?」




「は?」



突然知らない女から言われた一言だった。
その女は長い髪をサイドにまとめ
華奢な身体をしていた。

「なんだお前。けんか売ってんのか。」

女。

俺のダイッキライナ生き物。
裏切ることしか頭がねぇ能無しの生き物。

「あんたね。学校にポイ捨てしてる奴」



「あ?ポイ捨て?」


「そうよ。ポイ捨て!」


くだらね


俺は場所を移動しようと立ち上がった。

「ちょっとどこ行くのよ?
まだ話してる途中ぢゃん」

俺は無視して歩き始めた。


「ちょっと!待ってよ!」


うるせー女。きも。