「意味なんていらない」



そういえば、驚いた目をして俺を見てる

「意味ばっか問うからいっつも一歩出せないんだ」

「・・・」

「俺がアイツを幸せにする
俺が消えたあいつの記憶なる」



場内に、東京行きの便の放送が入った


カズはそれを聞いて、ポケットの中から何かを取り出そうとして途中で止め
思い出したように俺に聞いてきた


「なー、一個聞かして?」



「・・・何?」



「なんで、そこまで必死になれるん?
記憶ないのに…ハチの事わかんねーのに…
思い出すかわかんないのに・・・
なんでそこまで必死なん?」