私はその手に甘えて手を出そうとした。


その時・・・後ろから聞こえた


「岩瀬先輩!」



私はすぐに手を戻して自分で立ち上がった。


「ルナ?」

「大丈夫!それより…」


すごい勢いで私の横に立ったのはさっきの後輩。


「岩瀬先輩!」

「山元さん、どうしたん?」

「もーすぐアユムの誕生日なんです!」

「へー…。立川、そうなん?」

ハチの彼女はうなずいた。

「予定空けておいてくださいね!」

「いいけど…いつ?」


「来週の日曜日です。」

「来週…」



私の誕生日