―もうわかってしまった

ルナの今を・・・




「それにしても、不思議ですね!」

ルナはクスクスっと笑いながら言い出した。

「え?」

俺は驚いた

「珍しい名前じゃないですけど…"ルナ"って。
私と一緒だな~って。」

「・・・あー。そうだね。」

少し焦った。

名前が一緒とかおかしいよな・・・

しまった・・・


苦笑いをしながらそんな事を思ってた



でもルナはおかしいというより、違う面白いとして笑ってる


「私には、そんなかっこいい恋愛したことないから・・・
きっとそのルナさんとは、全然違うんだろーけど」


そう言ったルナの表情は、悲しそうだった




―日本に出る前の記憶がないだっけ…




「全然、かっこいいことないよ。」

何のフォローにもならない言葉…


「ありがとう。」