「…ごめん。いつか言うつもりだったんだけど…」 声が小さくて、きっとその言葉には 確かに悪いという気持ちはあるんだろう… だけど、腑に落ちない… 「お前ら、付き合ってたんだな。」 そう良いながら、片手をデコにあてた 正直…驚きで 辛い気持ちも込み上げて…正面を見ることができない。 「うん…日本に帰ってきてから」 「へー」 本当はそんな事どーでもいいんだ。 ただ…一番知りたいのは… 「今度、結婚するんだ。」 「………。」 息が止まるかと思った。