うちは、ちょっと落ち着いた星華に、真相を聞いた。
「星華。ゆっくりでいいから、教えてくれへんかな?流音君と何があったんや?」
星華は、1つゆっくりとうなずいて話始めた。
でも、このあと星華の口にする言葉は、うちの想像を遥かに超えていた。
でも、このころのうちの考えはまだまだ甘くて、ただただ喧嘩の真相を知りたい。
という簡単な物だった。
「う・・うちねぇ・・・・。流音に・・・・誤解・・。解きに・・・いっ・・たんやぁ・・・・。」
星夜も同じこと言ってた。
でも、それだけで何があったのか。
うちは、ほんの少しの興味で話を聞いていた。
「そいたらぁ・・・・。流音・・・。睨んできおったぁ。そのまま、流音の・・・・。うぅ・・・。」
どうしたんだろう。
さっきと様子が全然違くて、星華は綺麗なピンクのシーツで涙を拭った。
「そのままぁ・・・流音の、ベットに押されて、『だったら、体で説明しろ』って・・・・・・。言われたん・・。うちはヤダ・・・言うたんよ・・・・。でも、流音・・・・・。うちの服破きおった・・・・・。」
うちは、耳から入ってくるものが、何か、まだ分からずにいた。
流音君は、そんなことする人にも見えないし。
でも、星華が嘘をついてるようにも見えなかった。
‘誤解を解くためにやった’。
男はそれでええかもしれへんけど、女の方はどうなん?
うちは、半信半疑の、興味から、半信半疑の、‘怒り’へと、表情を変えていった。
星華の目には、今だ大粒の涙が溢れていた。
言葉も途切れ途切れで、発するだけで、壊れてしまいそうな声だった。
うちは、星夜にこっそり相談することにした。
この考えは、後大きな誤解を招き、誤解に誤解を重ね。
うちは、自分で幸せを、手放して行くことに気付く 。