「何?店長」 「さっき大地くんとぶつかった女の子。いつも、お弁当買いに来るんだよ」 「…それが?」 「おかしいと思わない?あの年頃の女の子が、夜一人でコンビニ弁当買いに来るなんて…虐待されているのかもしれない」 「店長、それは考えすぎじゃないか…」 「気になってしょうがないんだよ。ね、大地くん。ちょっと聞いてきてくれないか?」 「は?」 「スーパー営業マンだろ?」 「関係ねぇ…」 「とにかく、行ってこい!」 「おいっ…って」 ドンっと店長に背中を押され、弁当コーナーまで飛ばされた。