『お前がいなければ、あの時--のがお前だったら・・・』

『どうして、お前なんかが--きているんだ。早く--ばいいモノを…』

「どうして?どうして私は生きてちゃいけないの?」

「じゃあ、どうして死なせてくれないの!?」

幾度もそう思い、嘆き、苦しみ、叫び続けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目を覚ますと頬が冷たく濡れていた。

「・・・また」

所々ノイズが入りながらも、
毎晩毎晩、あの日から見続けているあの夢・・・
そして、起きるたびに私は涙をこぼしていた。
しばらくぼーっとした後、時計を見て動き出す。