【短】花火、夏の恋。

「誕生日!?まじで!?あ、ありえねぇ!手の平の上で転がされてたのか…」


ガクッとうなだれる菊地くん。


「てことは付き合うことになったの!?」


そう言われて、お互い顔を真っ赤に染めた。

頭の中ぐちゃぐちゃだよ。


「まじ!?夏樹が告ったの!?何て!?」


歓声が起こって、質問攻め…もう色々と想定外!

けど、その気持ちは菊地くんも同じだったみたい。


「お前ら覚えとけよ!?つーか、それより遅くなったけど、美波誕生日おめでとう!」


ドキッ


いきなり呼び捨て!?

はぁー…刺激的な夏は、まだまだ始まったばかりってことか。


あたしも気持ちのまま素直になれるかな?


「ありがとう…夏樹!大好きっ」


ドンッ!


「あ、夏樹が爆発した…」




END