「ははっ!うん、ありがとう」
ドキッ
あたしなんかの言葉で、すごくうれしそうに笑ってくれた。
「いいの?あたし、菊地くんを好きでいても」
今日で諦めるって決めたのに、膨らんでしまったこの気持ち。
切り捨てなくていいの?
「当たり前じゃん。つか、今更やっぱ嘘だとか言うなよ?」
「でも、あたしなんか…!」
そう言いかけたあたしの口を、大きな手の平でふさぐ。
「前から思ってたけど、北川は自分を下げ過ぎ。十分魅力的なのに」
「そんなことっ」
「俺には眩し過ぎるぐらい。顔も声も性格も…かわいいとこばっかじゃん」
ずっとずっとコンプレックスだった自分。
特に何か目立つわけでもなく、平凡の塊みたいなあたしが嫌だった。
菊地くんは、そんなあたしでもいいの?
ドキッ
あたしなんかの言葉で、すごくうれしそうに笑ってくれた。
「いいの?あたし、菊地くんを好きでいても」
今日で諦めるって決めたのに、膨らんでしまったこの気持ち。
切り捨てなくていいの?
「当たり前じゃん。つか、今更やっぱ嘘だとか言うなよ?」
「でも、あたしなんか…!」
そう言いかけたあたしの口を、大きな手の平でふさぐ。
「前から思ってたけど、北川は自分を下げ過ぎ。十分魅力的なのに」
「そんなことっ」
「俺には眩し過ぎるぐらい。顔も声も性格も…かわいいとこばっかじゃん」
ずっとずっとコンプレックスだった自分。
特に何か目立つわけでもなく、平凡の塊みたいなあたしが嫌だった。
菊地くんは、そんなあたしでもいいの?



