「それは言えん」
「なんか変なのよね、あんたたち」
意外と勘が良い。シーフとしては優秀だ。
「種族がバラバラ過ぎるのよねえ」
長年の仲にはほど遠い一同の距離感を実に見事に感じている。
「なんか隠してるわよね?」
「なんの事じゃ」
ばれそうでいてもこちらは隠し通す他は無い。
「それは?」
ユラウスは、鋭く睨みつけるモルシャの胸元に光るものを見つけて思わず問いかけた。
「これ? 一人前になった時に師匠がくれたの」
何かの金属で出来た星形のペンダントを示す。
銀色をしたそれには細かな文字が刻まれているが、かすれて何と記されているかは解らない。
「これがどうしたの?」
「ああ、いや。珍しいものだと思っての」
ユラウスの表情にアレサたちはピンと来た。彼女が仲間だ。
「なんか変なのよね、あんたたち」
意外と勘が良い。シーフとしては優秀だ。
「種族がバラバラ過ぎるのよねえ」
長年の仲にはほど遠い一同の距離感を実に見事に感じている。
「なんか隠してるわよね?」
「なんの事じゃ」
ばれそうでいてもこちらは隠し通す他は無い。
「それは?」
ユラウスは、鋭く睨みつけるモルシャの胸元に光るものを見つけて思わず問いかけた。
「これ? 一人前になった時に師匠がくれたの」
何かの金属で出来た星形のペンダントを示す。
銀色をしたそれには細かな文字が刻まれているが、かすれて何と記されているかは解らない。
「これがどうしたの?」
「ああ、いや。珍しいものだと思っての」
ユラウスの表情にアレサたちはピンと来た。彼女が仲間だ。