「だから、俺は次期主将にお前を推薦する」 「ええぇ~」 俺は興奮の余り、頭に血が昇る。 「後は頼んだぞ」 先輩の手に力が篭もった。 この瞳から、逃れることはできない。 いや、逃れたくない。 「先輩」 「蜷川」 「俺……」