「お前は着やせするタイプだな……
だが、まあ、これだけ身体ができていれば、今シーズンは期待できるな。
蜷川には、俺の後をしっかり引き次いでもらいたいと思ってる」
そう言って、新堂先輩が俺の二の腕に触れた。
「おっ、肌の張りもいい感じだ」
「ったく、何言ってんですかっ、新堂先輩」
新堂先輩の腕を振り払うつもりで思わず立ち上がった俺だが、反対に、今度は肩を掴まれて正面切って先輩と向き合う羽目に陥った。
――うわっ、やばいぞ……
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