「最近、蜷川君って雰囲気変わったよね」

「ほら、前は絶世の美女、みたいなお姉さんといつも一緒にいたじゃない?」

「こないだ、カフェテリアであたしにも声かけてくれたんだよぉ」

「えぇ~ 美央も?」

「別にナンパとかじゃないよぉ~
『今日のお勧めメニューは何かな?』だって」

「意外に気さくな人だったんだねぇ」

「今度、みんなでカラオケ誘ってみない?」

「いいね、いいね!」