紀「????」

陽「詳しく聞かないと理解できなさそうですね…。」

千早「え、えーっとね、話すと長くなるんだけど、あたしってほら、オタクじゃないっすか。で、ゲーオタでもあって、いっつもゲーム雑誌買ってたんだよ。
で、ある春の日に買ったゲーム雑誌に、新感覚ゲーム『電波的マイダーリン!』っていうシュミレーションゲームの懸賞があってね?まあ、ゲーマーとして買うしかないっしょ!って思って、応募したのさ、あたしは。
んで、次の日目が覚めたら、カイトが隣で寝てたっていうわけ!」

カイト「千早にしては上手にまとめたじゃん」

七瀬「なにそれなにそれ、すごーい!」

有架「…………。(無言の驚愕)」

紀「え…そんなことってあるんですか…。」

陽「えー…。  じゃあ、一ノ瀬さんは実際に存在する乙ゲーの攻略キャラってことですか!?」

千早「ねービックリだよねー…あたしも最初知らなくて、“!!?”ってなったもん…」

カイト「まあ、これリアル恋愛シュミレーションゲームだし、今実際に俺はここに居るわけだし、そういうことだよね」

七瀬「現実は小説より奇なりっていうけど、ホントだったんだー!」

有架「お前どうやって動いてんの?」

カイト「主に電波です。本部から送られてくる電波」

有架「へえー」

千早「それ知らなかったらモロ人間だからねこの人…いや、ただのイケメンか。」

紀「なんか異次元のお話しみたいです…。ほんと、一ノ瀬さん人間にしか見えないです!」

陽「…電波!かっこいいですね!←」