「なーに謝ってんの!椎らしくないよぉ?」 「そうだね」 くすっと笑いあう 「椎ちゃん」 背後からあの人の声がした 何故か肩が強張った 「…ぁ、じゃ、私トイレいってこよっかな?」 百合がわざと席を外す 助けを求めるように百合を見ると 『ガンバレ』と口パクで言われた。 こくっと頷く私 「昨日…ごめんね…本当にごめん」 真剣な瞳が私を捕らえた 「ううん…平気」 「うん…」 「…」 沈黙が続く