私と悪魔のLast gameⅡ


ふぅっと広田くんに聞こえないくらいのため息をした。


「椎、おはよ!」

いつもの変わらない百合のあいさつ


「ぁ、おはよ」


にこにこしながら私の横についた。




広田くんが友達に呼ばれて席を立ったのを確認し、こそっとしゃべる

「…大丈夫?」

「…うん。大丈夫…かな」



「もう。椎はすぐ我慢するんだから。」

呆れたように私の頭を軽く小突いた。



「…ごめんね」