私と悪魔のLast gameⅡ

「我慢するでないぞ。待てるのは後1時間だけじゃ。いいね?」


私が微かに首を縦に振ったのを見届け、古びた階段をゆっくりあがっていった。







「ハァ…」

レイに会う前と今でどっちが幸せだっていったら…今なのかな。
それとも心が強かった前のころかな…




正直どっちがいいかなんてわからない。


今この時は幸せだとはいえない。
レイがいないから…



でも前はレイの存在すらなかったの。

今の方がいいといったらそうかもしれない…


そんなことを考えながらぼろぼろになった体を床に倒した。