もう一度、腕に力を込め、なんとか体を起こした 冷たいと思っていた背中が、今度は焼けるように熱くなり、顔は冷たくなった。 きっと、血がすごくでているのだろう。 見えないがそんな気がした 確認する暇はなかった。