隣の甘党




「・・・?」

「おー、おかえり、ことこ」

びくうっ、と心臓に冷水を浴びたかのように肩を上下させたあたしは、あまり聞き覚えのないその声の主へとゆっくりと視線を投げた。

「・・・・・・」

「どうしたぁ?もう忘れたんか俺のこと」

「・・・・ぇ、あ、」


・・・は?