隣の甘党


一日目は質問攻めにあうというお決まりのパターン。

漫画で読んだことあるから知ってるもんね!

制服は紺を貴重にしたブレザー。
ちなみに憧れのりぼんだった。

帰宅するころにはもうくたくたで、全て徒歩通学のあたしはぐったりしながら304のドアの前に立っていた。



あ、夕日。

「かぎかぎ・・・。」
スクールバッグに手をかけ、紐のついた鍵を探す。

ちら、とお隣である305に目を向ける。


彼は23歳、くらいだろうか。高校生でもいけそうな容姿だったが、幼さが抜けている。


仕事はなんだろうか。


とりあえず怖いのであまり関わらないほうが、って、あれ???