そう言ったきり、直人はしばらく黙っていた。 きっと、話し辛いんだろうな。 でも、会話もなく、ただ夜景を見ているだけなんて…。 全然、集中できない。 「美帆さん、今日はごめんね」 数十分は経ったかな? ようやく、直人が口を開いた。