「主上と、話す機会は?」 「そりゃ俺にもわかんねー。」 「私が連れてきましょうか?」 「何を馬鹿な事を言っている。 いいか。 私の代わりに、お前が主上を護れ。」 「嫌です!」 「何を!」 「私は隊長を助けるために協力するのです。」 「だとよ。 ちゃんと腹くくっとけよ。」 獅子が踵を返す。 「おい!まだ話は―――」 そのまま一人、張湯は取り残された。