――――――――――――――――――――――――――――― 「獅子殿か?」 「あぁ。」 張湯は溜息をつく。 何だか一緒に話すのが日課のようになっている。 「あなた、こんなことしていたら、足下すくわれますよ。」 「願ってもねー。」 そう言うと、獅子がふっと笑った。 「どうした? 楽しそうだな。」 「まあな。 王様、姿が変わったと思ったら、中身も変わってた。」 ―は? 獅子はまだにやにや笑っている。